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絞りとシャッター速度を自分で決めて撮影する(Mマニュアル撮影)

絞り値とシャッター速度を自分で設定します。被写体に合わせて速いシャッター速度にしつつ、絞り込んで被写界深度を確保するといった、狙いに合わせた撮影ができます。

  1. モードダイヤルをMに合わせます。

  2. 絞り値とシャッター速度を設定します。

    • フロントおよびリアダイヤルで次の機能を設定できます。

      フロントダイヤル:絞り値

      リアダイヤル:シャッター速度

    • シャッター速度は、1/8000 ~ 60秒に設定できます。
    • 静音撮影に設定時は、シャッター速度を1/32000秒まで上げることができます。g 「シャッター音を立てずに撮影する(静音I撮影設定)」
    • 設定されている絞り値とシャッター速度による露出と、カメラが測った適正露出との差が画面に表示されます。差が±3以上になると表示が点滅します。

      1. 適正露出との差
    • KISO感度][Auto](オート)のときは、設定した露出で適正露出になるようにISO感度が設定されます。KISO感度]は初期設定では[Auto]です。g 「感度を変更する(ISO感度)」
  3. 撮影します。

適正露出が得られないときは

KISO感度][Auto]で、適正露出が得られないときは、ISO感度表示が次のように点滅します。

警告表示例 状態と対処方法

露出オ-バー(露出過度)です。

  • 絞り値を大きくするか、シャッター速度を速くしてください。

露出アンダー(露出不足)です。

Mモード時の露出補正について

Mモード時にKISO感度][Auto](オート)のときは露出補正の設定ができます。ISO感度の変更によって露出補正を行うため、絞り値やシャッター速度の設定は変更されません。g 「感度を変更する(ISO感度)」「ISO感度の[Auto]の範囲を設定する(KISOオート上限/基準値/bISOオート上限/基準値)」

  1. Fボタンを押しながらフロント/リアダイヤルを回します。

    • 露出補正を行うと、設定値と適正露出との差に、設定した補正値が加味されて画面に表示されます。

    1. 補正値を加味した露出設定値との差
    2. 露出補正値