静止画とムービーの画質を設定する(K画質モード/n画質モード)
静止画とムービーの画質モードを設定します。パソコンでの加工やホームページでの使用など用途に応じて選べます。
スーパーコンパネ
- OK U K画質モード/n画質モード
メニュー
- MENU U a U 1. 基本設定/画質 U K画質モード
- MENU U n U 1. 基本設定/画質 U n画質モード
K画質モードを設定する
設定項目 | 画像サイズ | 圧縮率 | ファイル形式 |
---|---|---|---|
LSF | 5184×3888 | SuperFine(1/2.7) | JPG |
LF | 5184×3888 | Fine(1/4) | JPG |
LN | 5184×3888 | Normal(1/8) | JPG |
aN | 3200×2400 | Normal(1/8) | JPG |
RAW | 5184×3888 | ロスレス圧縮 | ORF |
RAW+JPEG | RAWと上記のJPEGの組み合わせ |
- 画像サイズと圧縮率の組み合わせはメニューで変更することができます。g 「JPEGの画像サイズと圧縮率の組み合わせ(K画質モード詳細設定)」
- ハイレゾショット(「より解像度の高い静止画を撮影する(ハイレゾショット)」)が設定されているときは、HF、IF、JF、HF+RAW、IF+RAW、JF+RAWの選択ができます。
- [Kカードスロット設定]で[K記録設定]が[標準]、[同一書き込み5]、[同一書き込み6]または[自動切換]に設定されているときは、1と2は同じ設定になります。
- ハイレゾショット(「より解像度の高い静止画を撮影する(ハイレゾショット)」)の設定が[Onu]のときは、HFおよびHF+RAWは設定できません。
- ハイレゾショット(「より解像度の高い静止画を撮影する(ハイレゾショット)」)に設定すると、画質モードの設定も変更されるので、撮影前に確認してください。
RAW画像とは未加工の状態のデータです。撮影後にあらためて絵作りをするための元データとして使います(拡張子は「.ORF」です)。
- 他のカメラでの再生はできません。
- パソコンでの閲覧は画像編集・管理ソフトウェアOM Workspaceをお使いください。
- このカメラの編集機能[RAW編集]を使って、JPEGのデータにすることができます。
n画質モードを設定する
- 各画質モードの設定を変更するときは画質モードを選択した状態でIを押します。
画質モードの表記について
設定の変更はn画質モードのアイコンに反映されます。設定によって以下のように表示が変わります。3種類の組み合わせを記憶しておくことができます。
- ムービーサイズ
- 再生フレームレート
- フレーム間圧縮
ムービーサイズ
4 | 4K | 3840×2160 |
---|---|---|
3 | FHD(Full HD) | 1920×1080 |
5 | C4K(4K デジタルシネマ) | 4096×2160 |
フレーム間圧縮
I-8 1 | A-I(ALL-Intra 2) |
---|---|
L-8 1 | L-GOP(LongGOP) |
[n記録コーデック]が
[H.264]設定時は"-8"
[H.265]設定時は"-10"
ALL-Intraはフレーム間の圧縮をしないで記録されるムービーです。編集に向いていますが、データの容量が大きくなります。
- [ムービーサイズ]が[4K]および[C4K]のときは[L-GOP]固定になります。
再生フレームレート
60p | 59.94p(59.94fps) |
---|---|
50p | 50.00p(50.00fps) |
30p | 29.97p(29.97fps) |
25p | 25.00p(25.00fps) |
24.00p | 24.00p(24.00fps) |
24p | 23.98p(23.98fps) |
- [24.00p]は[ムービーサイズ]が[C4K]のときのみ選択できます。
スロー/クイック効果
— | Off |
---|---|
— | 数値(倍率) |
- 倍率を大きくするとクイック撮影、小さくするとスロー撮影になります。
- 再生時は決まった速度で再生されるので、スローモーションやクイックモーションに見えるムービーになります。
- 音声は記録されません。
- ピクチャーモードのアートフィルターは解除されます。
- [n画質モード]の設定によっては、スロー撮影、クイック撮影の片方もしくは両方が設定できない場合があります。
- シャッター速度は1/24 以上に制限されます。[フレームレート]の設定により変わります。
- 使用するカードによっては、最長時間まで記録されずに途中で撮影が終了する場合があります。
- 設定の組み合わせによってはフレーム間圧縮の変更ができない場合があります。
- アスペクト比は、16:9です。C4Kの設定では、17:9に設定されます。
ハイスピードムービーを撮影する
高速度撮影をします。撮影時は、100~240コマ/秒で撮影して23.98~59.94コマ/秒で再生するムービーとして記録します。時間を約2~10倍に延ばして再生することで、被写体の一瞬の動きをスローモーションで見ることができます。
ムービー画質モードの選択肢の一つとして設定します。再生フレームレートの設定により、再生時の速度の倍率を変えることができます。撮影フレームレートと再生フレームレートの組み合わせには制限があります。
設定の変更は画質モードのアイコンに反映されます。設定によって以下のように表示が変わります。
- ムービーサイズ
- 撮影フレームレート
- 再生フレームレート
- フレーム間圧縮
ムービーサイズ
3 | FHD(Full HD) | 1920×1080 |
---|
再生フレームレート
60p | 59.94p(59.94fps) 再生倍率:×0.5/0.25 |
---|---|
50p | 50.00p(50.00fps) 再生倍率:×0.5/0.25 |
30p | 29.97p(29.97fps) 再生倍率:×0.25/0.12 |
25p | 25.00p(25.00fps) 再生倍率:×0.25/0.13 |
24p | 23.98p(23.98fps) 再生倍率:×0.2/0.1 |
- ハイスピードムービーの設定を変更するときは、画質モードを選択した状態でIを押します。
SD/SDHCカード使用時、1ファイルは4GBに制限されます。
SDXCカード使用時は、再生時間が3時間を超えないところまでで録画が中止します。
- 録画中は、ピント位置、測光、ホワイトバランスは固定されます。
- 音声は記録されません。
- 画角がやや狭く設定されます。
- 録画中は、絞り値やシャッター速度、露出補正、ISO感度の変更はできません。
- タイムコードの表示や記録はできません。
- 録画中にズーム操作を行うと、明るさが変わる場合があります。
- HDMI機器接続中は、ハイスピードムービーの撮影はできません。
- ハイスピードムービー撮影では、bAll(オールターゲット)は設定できません。
- [n手ぶれ補正]の[M-IS1]は設定できません。
- ピクチャーモード(「画像の仕上がりを設定する(Kピクチャーモード/nピクチャーモード)」)の[i-Finish]、およびアートフィルターは設定できません。
- [階調]は[階調標準]に固定されます。
- スマートフォンとWi-Fi接続してリモート撮影を行っているとき、ハイスピードムービーの撮影は設定できません。