OM Digital Solutions

別売品を使う

充電器(BCX-1)を使う

電池は2個入れることができます。1個のみでの使用も可能です。

  1. 電池を充電します。

    1. リチウムイオン電池(BLX-1)
    2. 電池装填方向マーク(J
    3. リチウムイオン充電器
    4. 充電表示ランプ
    1. USBケーブル(CB-USB13:付属)
    2. USB-ACアダプター(F-7AC:付属)
    3. コンセント
    • 充電時間は約2時間30分です。充電表示ランプの状態と充電状況は以下の通りです。

      電池を2個同時に充電しても充電時間は変わりません。

      充電表示ランプの状態 充電状況
      ランプ1:点滅 充電中(50%未満)
      ランプ1:点灯、ランプ2:点滅 充電中(50%以上80%未満)
      ランプ1・2:点灯、ランプ3:点滅 充電中(80%以上100%未満)
      全ランプ:消灯 充電完了
      全ランプ:点滅 充電エラー

パワーバッテリーホルダー(HLD-10)を使う

別売のパワーバッテリーホルダー(HLD-10)を使うと、カメラ本体の電池と併用してカメラの使用時間を延ばすことができます。

  • 取り付け、取り外しは、必ずカメラの電源を切ってから行ってください。

各部名称

  1. 端子カバー
  2. 着脱ノブ
  3. マルチセレクター
  4. 縦位置操作ロックノブ
  5. バッテリーチャージランプ
  6. リアダイヤル
  1. AF-ONボタン
  2. F(露出補正)ボタン
  3. シャッターボタン
  4. フロントダイヤル
  5. ISOボタン

取り付け

カメラ底面のパワーバッテリーホルダー(PBH)カバー(a)とHLD-10の端子カバー(b)を外してHLD-10をカメラに取り付けます。装着したらHLD-10の着脱ノブをしっかり閉めてください。HLD-10を取り付けていないときは、必ずパワーバッテリーホルダー(PBH)カバーをカメラに、端子カバーはHLD-10に取り付けてください。

パワーバッテリーホルダー(PBH)カバー(a)はHLD-10に収納してください。

電池を入れる

電池は、BLX-1を使います。電池を入れたら必ず電池カバーをロックしてください。

  1. 電池装填方向マーク
  • HLD-10の電池を使用しているときは、モニターの電池残量表示(「電源を入れる」)が「PBH」になります。

パワーバッテリーホルダー内の電池を充電する

パワーバッテリーホルダー内の電池を充電するときは、電池を入れた状態でカメラに取り付けてから、「USB-ACアダプターで電池を充電する」同様に充電を行ってください。

充電中はパワーバッテリーホルダーのバッテリーチャージランプが点灯します。

ボタンを使う

HLD-10の縦位置操作ロックノブを矢印の方向に回します。

HLD-10のF(露出補正)ボタン・ISOボタン・AF-ONボタンの機能は、カメラ本体の[ボタン機能]で変更することができます。g 「ボタンの機能を変える(ボタンの設定)」

  • 縦位置操作ロックノブをLOCKの位置にすると、HLD-10のボタンを使うことはできません。

パワーバッテリーホルダーの使用上のご注意

  • 指定の電池以外は使用しないでください。けがや機器の故障、爆発の原因になります。
  • 着脱ノブは、爪を使って回さないでください。けがをすることがあります。
  • ご使用になるカメラの動作保証温度範囲内でご使用ください。
  • 本機をほこりや湿気の多い場所で使用、保管しないでください。
  • 本機の接点には触らないようにしてください。
  • 本体、端子等の汚れは乾いた柔らかい布で拭いてください。濡れた雑巾やシンナー、ベンジン等の有機溶剤で洗浄しないでください。
  • 長期間(1ヶ月以上)カメラを使わない場合、カメラとパワーバッテリーホルダーから電池を取り出して保管してください。長期間電池をカメラに入れたままにしておくと、電池の寿命が短くなったり、電池が使えなくなる可能性がありますのでご注意ください。

専用外部フラッシュ

別売の専用外部フラッシュを使うとカメラでフラッシュの発光モードを設定して撮影することができます。フラッシュの機能や操作については、それぞれのフラッシュの取扱説明書をお読みください。

発光量やマクロ撮影など、目的に合わせて選べます。専用外部フラッシュは、カメラとの通信機能により、TTL-AUTO、スーパーFP発光など多彩な調光モードが使えます。カメラのホットシューに取り付ける以外にも、専用のブラケットケーブル(別売)とフラッシュブラケットを使って撮影することもできます。また、このカメラは次のワイヤレスフラッシュシステムに対応しています。

電波通信ワイヤレスフラッシュ:CMD、ACMD、RCV、X-RCVモード

電波通信によるワイヤレスコントロールで複数のフラッシュをコントロールします。フラッシュの設置方法の自由度がひろがります。対応したフラッシュ同士または、電波コマンダー/レシーバーを使って非対応のフラッシュをコントロールすることもできます。

ワイヤレスRCフラッシュ:RCモード

光通信によるワイヤレスコントロールで複数のフラッシュをコントロールします。カメラでフラッシュの発光モードの設定ができます(「ワイヤレスRCフラッシュ撮影」)。

専用フラッシュの機能比較

FL-700WR

調光モード TTL-AUTO、MANUAL、FP TTL AUTO、FP MANUAL、MULTI、RC、SL MANUAL
GN(ガイドナンバー)(ISO100時)

GN42(75mm<150mm> 1時)

GN21(12mm<24mm> 1時)

対応ワイヤレスシステム CMD、ACMD、RCV、X-RCV、RC

FL-900R

調光モード TTL-AUTO、AUTO、MANUAL、FP TTL AUTO、FP MANUAL、MULTI、RC、SL AUTO、SL MANUAL
GN(ガイドナンバー)(ISO100時)

GN58(100mm<200mm> 1時)

GN27(12mm<24mm> 1時)

対応ワイヤレスシステム RC

STF-8

調光モード TTL-AUTO、MANUAL、RC 2
GN(ガイドナンバー)(ISO100時) GN8.5
対応ワイヤレスシステム RC 2

FL-LM3

調光モード カメラ設定による
GN(ガイドナンバー)(ISO100時) GN9.1(12mm<24mm> 1時)
対応ワイヤレスシステム RC 2

カバーできるレンズ焦点距離(<>の数値は35mmフィルムカメラ換算)

コマンダー(発信側)としてのみ働きます。

ワイヤレスRCフラッシュ撮影

ワイヤレスRCフラッシュ対応の専用フラッシュを使うとワイヤレスフラッシュ撮影ができます。カメラに装着したフラッシュで他のフラッシュをリモート制御します。3つのグループのフラッシュを別々に発光制御できます。

カメラとリモート操作するフラッシュの双方をRCモードに設定する必要があります(「専用外部フラッシュ」)。

RCモードの設定をする

  1. ARCモード撮影][On]にし、OKボタンを押します。

    • 撮影画面に戻ります。
    • 画面に「RC」が表示されます。

  2. OKボタンを押します。

    • RCモード用スーパーコンパネが表示されます。

    • RCモードに設定されているときでも、INFOボタンを押すと通常のスーパーコンパネを表示できます。表示はINFOボタンを押すたびに切り換わります。
  3. 発光の設定をします。

    • FGHIボタンで項目を選択し、フロントダイヤルで設定を選択します。

      1. グループ、調光モード
      2. 発光量補正値
      3. 通信光量レベル
      4. チャンネル
      5. 発光モード
    グループ コントロールするグループを示しています。グループ別に同時に複数のフラッシュをコントロールできます。カメラに装着したフラッシュは、グループAの設定で動作します。
    調光モード 調光モードを選択します。
    発光量補正値 発光量の補正値を選択します。発光モードをMANUALにしたときは発光量の選択をします。
    通信光量レベル 通信をするためのフラッシュ光の強さを選択します。遠距離の場合は[High]を選択します。全てのグループに共通の設定です。
    発光モード/発光量 A(通常の発光)かFP(スーパーFP発光)かを選択します。スーパーFP発光では、同調速度以上のシャッター速度でもフラッシュが使用できます。全てのグループに共通の設定です。
    チャンネル 通信に使用するチャンネルを選択します。周囲に光るものなどがあり混信するときは、チャンネルを変更してください。
  4. カメラに装着したフラッシュの設定を[TTL AUTO]にします。

    • FL-LM3をお使いのときは、カメラの設定のみです。

フラッシュを設置する

  1. ワイヤレスRCフラッシュをRCモードに設定します。

    • 専用外部フラッシュの電源を入れMODEボタンを押して、RCモードに設定しておきます。
    • 専用外部フラッシュで制御するグループを設定して、通信のチャンネルをカメラの設定と合わせます。
  2. フラッシュを配置します。

    • ワイヤレスフラッシュのリモートセンサーをカメラ側に向けて設置します。
  3. カメラとフラッシュの充電完了を確認してから撮影します。

ワイヤレスフラッシュの制御可能範囲

図は設置範囲の目安です。カメラ側に装着したフラッシュや周辺環境により異なります。

FL-LM3装着時

  • ワイヤレスフラッシュの設置数は1グループ最大3台を推奨します。
  • 4秒を超える後幕シンクロ撮影や低振動モードの場合は、ワイヤレスフラッシュ撮影できません。
  • 低振動撮影時および静音撮影時の撮影待ち時間は4秒に制限されます。
  • 被写体が近すぎる場合、通信用の発光が露出に影響を与えることがあります。カメラ側フラッシュをディフューザーなどで減光すると症状が緩和されます。

市販のフラッシュについて

ホットシューか外部フラッシュ端子にシンクロコードを接続して使います。外部フラッシュ端子を使わないときは必ずキャップを取り付けてください。

市販のフラッシュをカメラのホットシューに接続して使用する場合は、次のことにご注意ください。

  • X端子に約250V以上の電圧がかかる古いタイプの市販フラッシュを接続すると故障します。
  • 当社規格外の通信端子のあるフラッシュを接続すると故障する可能性があります。
  • 撮影モードをMにして、シャッター速度をフラッシュの同調速度以下にして、KISO感度][Auto]以外でお使いください。
  • フラッシュで調光する場合は、フラッシュにカメラのISO感度と絞り値を設定する必要があります。フラッシュによる明るさを調整するには、いずれかをシフトします。
  • レンズにあった照射角のフラッシュをお使いください。通常、照射角は35mmフィルムカメラ換算の焦点距離で表します。

主なアクセサリーについて

コンバーターレンズ

レンズに取り付けることで、手軽に魚眼撮影やマクロ撮影ができます。組み合わせ可能なレンズについては、当社ホームページをご覧ください。

アイカップ(EP-18)

取り外し

左右のレバーを内側に押し込んで、アイカップを持ち上げます。

ケーブルクリップ(CC-1)/ケーブルプロテクター(CP-2)

カメラとUSBケーブルを接続するときは、別売のケーブルプロテクターとケーブルクリップを使用すると、端子の破損やケーブルが外れることを防ぐことができます。

  1. ケーブルプロテクターをカメラに取り付けます。

  2. スクリューを回して固定します。

  3. ケーブルクリップにケーブルをとめ、ストラップに取り付けます。

    • ケーブルクリップはストラップ取り付け部にも取り付けられます。