レリーズタイムラグを防いで撮影する(プロキャプチャー撮影)
シャッターボタンの半押しで画像の取り込みを開始して、シャッターボタンを全押しした瞬間からあらかじめ設定した枚数までさかのぼって画像を記録します。さらにシャッターボタンを押し続けている間、設定した枚数まで撮影を続けます。人の反応やカメラの動作のタイムラグにより撮り逃していた瞬間を記録することができます。
- 最大99コマ
- 連写継続
- タイムラグ
a シャッターボタン半押し
b 撮りたい瞬間
c シャッターボタン全押し
プロキャプチャー(ProCap)
撮影距離が変化する被写体の撮影に適しています。最大20コマ/秒で連続撮影し、シャッターボタンを全押しする前の画像を最大99コマ記録できます。[KAF方式]が[C-AF]/[C-AFJ]/[C-AF+TR]/[C-AF+TRJ]のときは、1コマごとにピント合わせをします。
プロキャプチャーSH1(ProCap SH1)
撮影距離の変化が少ない被写体の撮影に適しています。最大120コマ/秒で連続撮影し、シャッターボタンを全押しする前の画像を最大99コマ記録できます。[KAF方式]の[C-AF]および[C-AF+TR]は[S-AF]に、[C-AFJ]および[C-AF+TRJ]は[S-AFJ]に設定されます。
- [ProCap SH1]では、シャッター速度の下限が1/15秒になります。
プロキャプチャーSH2(ProCap SH2)
最大50コマ/秒で連続撮影し、シャッターボタンを全押しする前の画像を最大99コマ記録できます。[KAF方式]が[C-AF]/[C-AFJ]/[C-AF+TR]/[C-AF+TRJ]のときは、1コマごとにピント合わせをします。
- [ProCap SH2]は対応するレンズが限られます。当社ホームページをご確認ください。
- [ProCap SH2]でAF方式(「ピントの合わせ方を設定する(KAF方式/nAF方式)」)が[C-AF]/[C-AFJ]/[C-AF+TR]/[C-AF+TRJ]設定時に絞り値がF8より大きいときは、ピント合わせの精度が下がります。画面にNFが表示されます。
- [ProCap SH2]では、シャッター速度の下限が[連写設定]の[連写速度]が[50fps]の場合は1/640秒、[25fps]、[16.7fps]、[12.5fps]の場合は1/160秒になります。
ボタン
- gYAボタン U HIi
スーパーコンパネ
- OK U ドライブ(g/Y)
メニュー
- MENU U a U 7. ドライブモード U ドライブg/Y
- プロキャプチャー(ProCap)/プロキャプチャーSH1(ProCap SH1)/プロキャプチャーSH2(ProCap SH2)を選択し、OKボタンを押します。
シャッターボタンを半押しして撮影を始めます。
- 半押しすると、画像取り込み中のアイコン(D)が表示されます。そのまま全押ししないで1分経過すると、撮影終了してDが消えます。撮影するためにはもう一度半押ししてください。
- シャッターボタンを押し続けている間、[枚数リミッター]で設定した枚数まで撮影を続けます。
- [連写設定]で[連写速度]、[プリ連写枚数]、[枚数リミッター]を設定できます。
- シャッターボタンを全押ししてカードへの記録を開始します。
- スマートフォン接続(Wi-Fi)時にプロキャプチャー撮影はできません。
- 被写体の大きな動きや蛍光灯などのフリッカーにより、画像に乱れが出ることがあります。
- 連写中は、表示のブラックアウトやシャッター音は発生しません。
- シャッター速度の低速側には制限があります。
- 被写体の明るさやISO感度、露出補正の設定によっては、[フレームレート]の設定よりも表示が遅くなる場合があります。