撮影した画像を加工する（編集）
撮影した画像を編集して別の画像として保存します。RAW画像は、ホワイトバランスや、アートフィルターを含むピクチャーモードなどの撮影時に使うような処理を加えることができます。JPEG画像は、トリミングやリサイズなどの簡単な加工ができます。
| RAW編集 | 編集をしてJPEG画像を作ります（「RAW画像を編集する（RAW編集）」）。編集は次の方法でできます。 ［現設定］： 現在のカメラの設定を反映した処理をします。 ［詳細設定1］／［詳細設定2］： 画面上で処理の結果を確認しながら、設定を選択します。設定した内容を［詳細設定1］［詳細設定2］として残しておけます。 ［ART BKT］： アートフィルターの処理をしたJPEG画像を作ります。複数のアートフィルターを選択して同時に複数の画像を作れます。 |
|---|---|
| JPEG編集 | JPEG画像をもとに加工をして、新たにJPEG画像を作ります（「JPEG画像を加工する（JPEG編集）」）。 |
RAW画像を編集する （RAW編集）
［RAW編集］では次の内容が編集できます。［現設定］で有効な編集内容も同じです。
- 画質モード
- ピクチャーモード
- ホワイトバランス
- 露出補正
- 明部トーン補正
- 暗部トーン補正
- 中間部トーン補正
- アスペクト比
- 高感度ノイズ低減
- 色空間
- デジタルシフト
- ピクチャーモードをアートフィルターに設定すると、［色空間］は［sRGB］に固定されます。
- 次の場合はRAW編集できません。
- カードの空き容量が不足している場合／他のカメラで撮影した画像
q再生メニューで［編集］を選びIを押します。
FGで［画像選択］を選びOKボタンを押します。
- カードに記録されている画像が表示されます。
HIで編集する静止画を選択し、OKボタンを押します。
- 編集メニューが表示されます。
FGで［RAW編集］を選択し、OKボタンを押します。
- 編集方法のメニューが表示されます。
- 選択した画像がRAW画像でない場合、［RAW編集］は選択できません。 別の画像を選択してください。
FGで編集方法を選択します。
- ［現設定］を選んだときはOKボタンを押します。画像に現在のカメラの設定が反映されます。
- FGで［実行］を選択してOKボタンを押すと、現像が施された画像が記録されます。
［詳細設定1］または［詳細設定2］を選んだときはIを押します。
編集項目メニューが表示されます。FGで項目を選択し、HIで設定を変更します。項目を選択して繰り返します。Rを押すと設定が画面に反映されます。
- 設定を終えたらOKボタンを押します。画像に処理が施されます。
- FGで［実行］を選択してOKボタンを押すと、現像が施された画像が記録されます。
［ART BKT］を選んだときは、Iを押すと、画像にかけるアートフィルターを選択するメニューが表示されます。使用するアートフィルターを選択し、OKボタンを押してPを付けます。設定を終えたらMENUボタンで前の画面に戻ります。
- OKボタンを押すと選択したアートフィルター処理が施された画像が記録されます。
- ［現設定］を選んだときはOKボタンを押します。画像に現在のカメラの設定が反映されます。
同じ元画像で再度編集するときは、［再設定］を選択してOKボタンを押します。現像を終了するときは、［中止］を選択してOKボタンを押します。
- ［再設定］を選択したときは、画面に編集方法のメニューが表示されます。手順5から繰り返します。
RAW編集したい画像を再生して編集をすることもできます。
qボタン Q 編集したい画像を選択 Q OKボタンを押してメニューを表示 Q ［RAW編集］
JPEG画像を加工する （JPEG編集）
［JPEG編集］では次の内容が編集できます。
| 階調オート | 逆光時に暗く写った被写体を明るくします。 |
|---|---|
| 赤目補正 | フラッシュ撮影で目が赤く写った部分を軽減させます。 |
| トリミング | 画像をトリミングします。フロント／リアダイヤルでトリミングサイズ、FGHIでトリミング位置を指定します。 |
| アスペクト | アスペクト比が4:3（基準）の画像を、［3:2］、［16:9］、［1:1］、または［3:4］に変更します。アスペクト比選択後、FGHIでトリミング位置を指定します。 |
| モノクロ作成 | 白黒に変換します。 |
| セピア作成 | セピア色に変換します。 |
| 鮮やかさ調整 | 画像の色をより鮮やかにします。画面で確認しながら鮮やかさを調整します。 |
| リサイズ | 画像サイズを1280×960、640×480、または320×240に変換します。 アスペクト比が4:3（基準）以外の画像は、近い大きさの画像サイズに変換されます。 |
| eポートレート | なめらかな肌に補正します。顔が検出できないなど、画像によっては補正できない場合があります。 |
- 画像によっては赤目補正できないことがあります。
次の場合はJPEG編集できません。
- パソコンで編集した画像／カードの空き容量が不足している場合／他のカメラで撮影した画像
- ［リサイズ］では、撮影時の画像サイズより大きなサイズには設定できません。
- 画像によっては［リサイズ］を使用できないことがあります。
- ［トリミング］/［アスペクト］は、アスペクト比が4:3（基準）の画像のみ編集できます。
q再生メニューで［編集］を選びIを押します。
FGで［画像選択］を選びOKボタンを押します。
- カードに記録されている画像が表示されます。
HIで編集する静止画を選択し、OKボタンを押します。
- 編集メニューが表示されます。
FGで［JPEG編集］を選択し、OKボタンを押します。
- 編集方法のメニューが表示されます。
- 選択した画像がJPEG画像でない場合、［JPEG編集］は選択できません。別の画像を選択してください。
FGで項目を選んでOKボタンを押します。
- 設定が画像に反映されて確認できます。メニューが表示される項目では、FGで設定を選択します。
- ［トリミング］を選択したときは、フロント／リアダイヤルでサイズを設定、FGHIでトリミング位置を設定できます。
- ［アスペクト］を選択したときは、FGで設定を選択した後、FGHIで位置を設定できます。
FGで［実行］を選択してOKボタンを押します。
- 編集が施された画像が記録され、再生画面に戻ります。
JPEG編集したい画像を再生して編集をすることもできます。
qボタン Q 編集したい画像を選択 Q OKボタンを押してメニュー表示 Q ［JPEG編集］